案内板
「 上野原市指定史跡
矢坪坂の古戦場跡
指 定 昭和52年12月22日
所在地 上野原市大野矢坪一帯
大目地区矢坪と新田の間の坂を矢坪坂 と言い、昔は、山腹と崖との間を道が入り組む要害の地でした。
享禄3年(1530)4月23日、甲斐国の郡内領主であった小山田信有 の軍勢が、相模国の北条氏綱 を矢坪坂で迎え撃ち、激戦を展開しました。戦いの末、小山田勢は敗れ、多数の死者が出たと伝えられています。
現在、戦いをしのぶ跡はありませんが、付近では時々、矢じりが掘り出されることがあったといいます。
一説によると、矢坪の武甕槌神社(軍勢神社)や神殿の丹勢神社 は、この戦いの際に祀られたといわれています。