案内板
「 府中市指定文化財
有形文化財 イチョウ並木馬場寄進の碑
指定 平成五年一二月二二日
馬場大門のイチョウ並木の両側の歩道部分はかつて馬場であり、『馬場大門』の名称もこれに由来しています。
馬場は、慶長年間(一五九六~一六一五)に徳川家康が六所宮(現大國魂神社)に寄進したものと伝えられています。
この碑は由緒ある馬場を長く後世に伝えるために建てられたもので、花崗岩の石に『従是一之鳥居迄五町余 左右慶長年中御寄進之馬場』と刻まれています。
石碑がいつ誰によって建てられたかは不明ですが、江戸時代後期の地誌『武蔵名勝図絵』に図入りで紹介されており、その頃には有名であったことが知られています。