紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

雪の殿さま 土井利位

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案内板
「 雪の殿さま 土井利位

古河藩主、土井利位(どいとしつら 一七八九~一八四八)は、雪の結晶を二十年にわたり観察、わが国最初の自然科学者『雪華図説』を著作・発行した。
 こんにちの雪氷学者は、この雪の殿さまの成果を、科学史上の画期と称賛として高い評価を与えている。
 書画を描くことにも秀でた多芸な利位は、『雪華図説』に掲載した雪華模様を意匠として捉えて、みずから様々な工芸品のデザインに取り込んでいく。漆工品や、唐紙、武具・馬具・刀装具、果ては、菓子の木型にいたるまで・・・。
 現代、雪の殿さま土井利位が伝えてくれた「雪華模様」は、市内の小中学校の校章や、街の景観に、今も文化として息づいている。」