案内板
「 松並木のある風景 日光街道
江戸時代 ここには松並木が整然と続き、数ある
街道の中でも、もっとも美しい景観のひとつとして評
されていました。
高低差のない平らなこの区間、松並木の間から見
える白壁の古河城、そして富士山や筑波山、浅間山
や男体山などは、多くの文化人や画家たちの漢詩、
紀行文、絵画に表現されています。
当時の松並木は、現在地よりも四百メートルほど
南を起点におよそ五キロメートルにわたって続いてい
ましたが、今ではその風情を伝えるものは残されてお
りません。
失われた景観を惜しみ、その歴史が未来に語り継
がれることを願い、ここに松の植樹を行いました。
平成十七年三月吉日
日光街道街並み景観づくり推進協議会 」