紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

立木神社境内にある石造道標

立木神社境内にある石造道標

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案内板
「 市指定文化財 石造道標一基

24.0cm × 17.5cm × 213.0cm
江戸時代 (延宝 八年 = 一六八〇年)
指定年月日 昭和五十七年十二月六日

『刻銘』
(南面) 伊勢大神宮 延宝八庚申年
(カーン) 七ヶ年中履行月参詣願成就所 みぎハたうかいとういせミち
山城愛宕山 十一月吉日
(西面) 京みぶ村 ひだりは中せんたうをた加みち万宝院 あしたの行者

刻文よりこの道標は、東海道中山道 との分岐点である草津宿
中央部に位置する追分 の地に建てられていたことがうかがわれ、現在の草津追分 に建てられている文化 十三年銘石道標 (一八一六年)
の前身のものと推定されます。
道標の建立年代は、『延宝八庚申年』(延宝八年 = 一六八〇)と
刻銘にあり、滋賀県下で最も古いものです。
建立の背景については、京都壬生村のあしだの行者万宝院 という
人物が、伊勢太神宮と山城愛宕山 (愛宕神 )への七年間毎月の参
詣成就を記念・感謝して建てられたものと推定されます。

近江名所図会 に見られる草津追分
東海道名所図会 に見られる草津追分

草津市教育委員会