芭蕉句碑の由来
案内板
「 芭蕉句碑の由来
この句碑は、栗太郡内唯一の芭蕉の句碑です。
元禄三年(一六九○年)頃、関東、北陸方面に旅した帰りに綣村の立場に足をとどめ、旅の余韻と惜春の情を托して詠まれた句と云われています。
『へそむらのまだ麦青し春のくれ』 はせを
句意は『ずっとあちこちと旅して歩いてきたが、ここ綣村あたりの麦はまだ青い。 種蒔きがおくれたのか、寒かったのだろうか。 もうまもなく春も暮れようとしているのに・・・・』というものです。 芭蕉の句碑は、滋賀県内に九十三本を数えますが、この句は芭蕉の句の存疑の部に入れられていて今後の研究課題の一つとされています。
平成十二年三月(西暦2000年)
創意と工夫の郷づくり事業により移転整備 綣行政区 」