紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

家棟川と隧道の歴史

家棟川と隧道の歴史

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案内板
「 家棟川と隧道の歴史

時の流れは、この場所に様々な変化をもたらしました。
ここには、現在とは異なり、川辺が周辺家屋の棟の高さまでにもなった『天井川』の家棟川が流れていました。そのため、ここを通行する人々や馬車は堤防に上がり大変な苦労をしながら川を渡っていました。
大正6年(1917年)の大正天皇陸軍大演習の行幸にあたり、『天井川』の下に突貫工事でトンネルが掘られました。そのトンネルは『家棟隧道』と名付けられました。
以来、『家棟隧道』は、昭和28年の国道8号の開通まで中山道として国土の幹線軸の一端を担ってきましたが、家棟川の切下げ工事を機にその歴史的な価値を惜しまれつつも、通行の安全性などに配慮して撤去されました。 」