紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

愛知川東側の睨み灯籠

愛知川東側の睨み灯籠

f:id:asiandream0804:20210226184730j:plain

案内板
「 常夜燈

弘化三年(一八四六)に建てられたこの常夜燈は、総髙四・三五メートルで、基礎の四周には寄進者や石工の名が刻まれている。寄進者には愛知川宿の宿役人のほか、次宿、武佐の人々で構成される『武佐郷中』、伊勢参りの『伊勢講』などの集団名が見える。
弘化二年の史料によれば、五〇年前、街道筋の愛知川両岸に燈籠が建てられていたが、放置されていたという。その後、対(南)に新たな常夜燈が建てられ、北岸にもあらためて建てることになったと経緯が記される。
建立場所である祇園神社は、もとは牛頭天王社といわれ、愛知川宿に鎮座していた。愛知川での水難事故を減らすために架けられた『むちん橋』の守護神として天保九年(一八三八)この地に遷座した神社である。
橋神のもとで絶えず明かりをともす常夜燈の存在は、愛知川宿への道しるべであるとともに、旅行者の安全を祈る地元民の思いのあらわれでもある。

平成二十六年三月
愛荘町教育委員会