「 千躰寺と千躰仏
千躰寺 は、浄土宗西山派に属し、現在、養老郡の円満寺の末寺である。千躰寺には高さ12センチメートルから23センチメートルの桧材一木造の阿弥陀如来立像 、千体が八段に並べまつられている。仏像は、千躰仏と呼ばれ、寺の名の由来となった。
千躰仏 は、禅僧、自然居士 の作で、仏像の姿・形から鎌倉時代後期~南北朝時代のものと伝えられている。自然居士は、和泉の国(大阪府)に生まれ、京都の東福寺大明国師のもとで修行したが、奇行遊行僧のようである。遊行の途中、自然居士は美江寺の地にとどまり千躰仏を造立した。
瑞穗市教育委員会 」