菊川酒造
菊川酒造ホームページより
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創業明治四年
本陣の正面でもあるこの場所には、江戸時代には河内屋という旅籠がありました。河内屋は絹屋の本家に当たる家です。この河内屋の井戸水は水質がよかったのか、皇女和宮が通行する際にお食事用の水として指定され、明治に入ると酒蔵を営むようになり現在に至っています。本蔵と豆蔵は登録有形文化財です。
「菊川」の由来
由来は俳聖「松尾芭蕉」の更級紀行の中に歌われた俳句にちなんでつけられたと云われています。
初夏 長良川の鵜飼を楽しみ「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」
7月頃 鵜沼宿の脇本陣・坂井家で「汲溜の水泡たつや蝉の声」
その約一カ月後 鵜沼宿への再訪にて坂井家に宿泊の折、主人の所望にて 即興で詠んだ句
「ふぐ汁も喰えば喰はせよ菊の酒」です。
「清酒 菊川」
清酒、菊川の銘は、この句にちなんで付けられたといわれています。
このように、いにしえから「鵜沼宿」には酒造蔵があり、明治の初期に創業者の武藤嘉左衛門が句に詠まれた「菊花酒」を作ったといわれる蔵を譲り受け、酒造業の経営に携わり現在に至っております。
130年以上の歴史をもつ菊川の酒造場には美濃の豊かな自然の中、長良川水系の清冽な水に恵まれ、伊吹おろしの吹きすさぶ厳寒の中、昔ながらの手作りで丁寧に日本酒を醸しております。
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