紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

首なし地蔵

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案内板
「 首なし地蔵

この地蔵様は宝暦六年(1756)地元勢(武並町美濃)の人たちが、旅行者の道中安全を祈って立てたものである。
その後地蔵様は、下街道沿いの丘の上に移され、春の桜の頃に地元の人たちが集まって、盛大な祭典を行っている。
この地蔵様にはこんな話が残っている。
昔、二人の中間(ちゅうげん)がここを通りかかった。夏のことで汗だくであった。『少し休もうか』と松の木陰で休んでいるうちにいつの間にか二人は眠ってしまった。 しばらくして一人が目覚めてみると、もう一人は首を切られて死んでいた。びっくりしてあたりを見回したがそれら しき犯人は見あたらなかった。怒った中間は『黙って見ているとはなにごとだ!』と腰の刀で地蔵様の首を切り落してしまった。
それ以来何人かの人が首をつけようとしたが、どうしてもつかなかったという。 」