紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

馬塚と犬塚

馬塚と犬塚

f:id:asiandream0804:20210120144458j:plain
案内板
「 馬塚と犬塚

 むかし信濃国の桔梗が原に八重羽
のきじという化け鳥がいた。
 ロばしは槍のようにとがり、羽根
は刃のように鋭く、羽風にあたると
災いが起きるといい、里人や旅人の
うちで命をうばわれる人が多かった。
 困った鎌倉幕府は根津甚平 に化け
鳥退治を命じた。甚平は馬に乗り、
犬と鷹を連れ、多くの家臣と背子を
ひきつれてきじを追った。
 きじは羽音高く飛び立って西の空
に姿を消したが、数日ののちにこの
坂に追いつめた。しかし、馬はここ
で倒れ、犬と鷹はなおも追い続けた
が、犬は日吉(現瑞浪市 )で力尽き
てしまった。そこで里人はこの坂に
馬と犬のなきがらを葬ったという。

岐阜県