中津川と柳の木
案内板
「 中津川と柳の木
浮世絵『中山道六十九次』は、江戸日本橋から京都までの中山道の宿場町を描いたもので、中津川宿は四五番目の宿場町として歌川広重によって描かれた。この中津川宿の絵図には、晴れと雨の二種類が存在し、それぞれ図版が異なる珍しいものである。
このうち『晴れの中津川』と呼ばれる一枚には、中津川にかかる中津川橋と柳の木が描かれている。
かつての中津川橋は、現在橋がある場所よりも百メートルほど下流にかけられていた。当時橋がかけられていたと考えられる場所の近くには、浮世絵とちょうど同じように、古い柳の木が立っている。