紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

謡曲と木曽路の寝覚の床

f:id:asiandream0804:20210101145011j:plain]
案内板
謡曲木曽路の寝覚の床

 木曽路随一の景勝地寝覚の床は、昔役の行者 が修行した地で、不老長寿の霊薬が採れたとの伝承から、浦島太郎 や三帰の翁 の不老長寿の伝説が生まれた。
 謡曲「寝覚」では、長寿の薬を三度飲んで三度若返り千年生きたという三帰の翁のところに、霊薬を貰いに勅使が遣わされます。三帰の翁は実は医王仏 の仮の姿で、喜んで霊薬を天子に捧げます。
 謡曲「飛雲 」では、羽黒山の山伏が木曽路を旅して老いに疲れた老人に逢います。夜が更けると老人は鬼神と化し、盤石を砕いて襲いかかり、山伏は必死に経を読み、役の行者に祈って鬼神を退けます。
謡曲史跡保存会 」