案内板
「 御嶽遥拝所
木曽の路筋の内、御嶽山の仰がれるのは鳥居峠の外はこの地だけで有る。遥に王滝川の渓谷を通して仰ぐ御嶽の雄姿は其の信仰心をそそった事で有ろう。遙拝のため、鳥居が建設された此の鳥居は寛永九年壬申毀損の記録が有るから相当古くから有ったものと思われる。此の遙拝所は御嶽山四方遙拝所の一つで、北は長峰峠、西は三浦山、東は鳥居峠、此の神戸のものが南方からの遙拝所で有る。
寛永二年山村良忠再建したが、それも亦朽損した。
文政四年七月金剛院頼明によって石の華表に建替えらた。石柱周囲五尺五寸、高さ三間で有る。壇内二畝二十六歩で有る。
(木曽福島町史より抜粋)
木曽福島町町制百周年記念事業の助成を得て、石段、案内板、ベンチ、鳥居額縁を整備したもので有る。
木曽福島町下条区 」