紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

尾州御鷹匠役所跡

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案内板
尾州鷹匠役所跡

はじめ尾州鷹匠役所は妻籠宿にあったが、伊奈川にあった鷹の飼育場も統合して享保一五年、ここ藪原に移された。
この役所は明治四年に廃止されるまで存続したが、土地の人々が『おたかじょ』と呼んでいるこの場所がその跡地である。
毎年春になると、尾張藩から鷹匠と役人が出張して来た。
鷹の巣を見つけて鷹の飼育や調教・鷹の公儀献上・巣山の管理および巡視等を、木曽代官山村家の家臣や土地の人々の手助けも得て、行なっていた。
木曽谷中に六十余あった『巣山』といわれていた御巣鷹山木曽川の上流では、味噌川にある池ノ沢・尾頭沢と笹川の押出の三ヶ所であった。
厳しい自然環境のなかに棲みつき育った当地の鷹は優秀であり、生まれた幼鷹とともに鷹狩を好む尾張藩主をはじめ、将軍家に人気があったといわれている。」