紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

鳥居峠案内板

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案内板
鳥居峠 Toriitoge Pass

鳥居峠は、木祖村と旧楢川村(塩尻市)の境にある海抜一一九七メートルの峻嶺で、木曽川信濃川上流の奈良井川分水嶺をなしている。
峠路の開通は歴史が古く、和銅年間に官道『吉蘇路』として開かれた。このころ峠は『懸坂』といい、中世においては『ならい坂』あるいは『藪原峠』と呼ばれた。明応年間に木曽領主であった木曽義元が松本の小笠原氏と戦った時、この峠から西方はるかに御嶽権現を遙拝し、戦勝を祈願したところ、霊夢によって勝利を得たことからここに鳥居を建立、それ以降は『鳥居峠』と呼ばれるようになったと言われている。
峠からの眺望は非常によく、西に霊峰御嶽山、南に駒ヶ岳雄峰が眺められる。中山道の道筋に当たる峠路は新緑紅葉ともに美しく、トレッキングコースとして最適で、昭和四十六年長野県より『信濃路自然歩道』、平成七年環境省と県より『中部北陸資源歩道』として指定されている。また、平成二十八年には『木祖村史跡 鳥居峠』『鳥居峠トチノキ群』が日本遺産の構成文化財に認定された。

平成三十年三月 木祖村

平成29年度
日本遺産魅力発信推進事業」