案内板
「 長野県天然記念物
笠取峠の松並木
この道は江戸時代の中山道である。
はじめは『中仙道』であったが、享保元年(一七一六)から『中山道』と改められた。
慶長七年(一六〇二)幕府は中山道の整備に着手。この松並木はその一環として同年幕府から小諸藩に赤松数百本が下付されたものを植栽したものである。
以後、小諸藩により補植、保護がなされてきた。
笠取峠の松並木は中山道の名所として知られ、四季を通して旅人の目を楽しませ、松籟を聞かせてきた。
大正十三年(一九二四)長野県による調査と保護が加えられ、昭和四十九年(一九七四)長野県天然記念物に指定された。
現在百本余の老松が往時を今に伝えている。