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2019年7月21日
《地域に愛される山田文庫は歴史的にも価値ある私設図書館だった》
[歴史的価値の高い山田文庫とは]
歴史的な建造物を高崎市民に引き継いでほしいという思いから、群馬県高崎市では歴史的景観建造物登録制度を設け、保全のための支援を行っています。
地区50年以上の建物で所有者が活用・保全する意思があり、老朽化がひどくないものそして景観が良いもの等が登録の対象となっていています。
じつは、今回ご紹介する山田文庫の主屋、茶室、土蔵2棟、そして煉瓦塀の建物が2000年に高崎市都市景観重要建築物等に指定されているんですよ。
赤レンガの壁に囲まれた敷地内の日本家屋を改造し作られた和風図書館は見るからに歴史が感じられます。
庭園には40種類100本、月桂樹や黒松、檜などが植えられ灯篭6基と調和しています。
[山田文庫の歴史とは]
1974年、高崎倉庫の取締役だった山田勝次郎さんと妻の山田とくさんが群馬県内の小中高校生に読書に親しみをもって欲しいという思いから私財を投じて山田文庫を設立しました。
創立者の山田勝次郎・とく夫妻は子供の頃からとても読書好きだったそうですよ。
そんな山田夫妻の思いを受け継ぎ、現在山田文庫では財団のスタッフやボランティアの方が子供達の情操教育につながればと本の管理や茶室での絵本読み聞かせなども行っています。
山田文庫自体が図書館となり図書の貸し出しを行う他、県内の小中高等学校の学校図書や視聴覚資料の助成を行っています。
山田文庫に私財を投じた勝次郎さんと妻とくさんの略歴は下記山田文庫HPよりご覧になれますよ。
山田文庫公式HP:http://www.yamadabunko.or.jp/
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